世界で戦争が終わらないのは大人のせいだけど、ガンダム世界で戦争が終わらないのは玩具販売のせい

「世界の子供たちに謝りたい」　黒柳徹子さん、ユニセフ親善大使、40年
10/13(金) 10:00配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/3805166a4cc8991adbbee65e084488665a60ba77
「100歳になったら、政治記者になって…」
南スーダン南部西エクアトリア州の小学校を訪問し、子供たちの歓迎を受ける黒柳徹子さん＝2013年6月（UNICEF提供）

　国民的俳優の黒柳徹子さんが国連児童基金（ユニセフ）の親善大使に就任してから、2024年で40年となる。黒柳さんは時事通信の取材に応じ、ロシアによる侵攻が続くウクライナをはじめ世界各地で紛争や飢餓に苦しむ子供たちに対し、「大人があなたたちを助けてあげられなくてごめんなさいと謝りたい」と語った。（時事通信外国経済部　櫻田玲子）

〔写真特集〕黒柳徹子さん

「なぜ繰り返すのか」

紛争や飢饉（ききん）で命を落とす子供の数は年々減少傾向にある。それでも、ロシアによるウクライナ侵攻が1年半以上続くなど、今も世界各地で子供たちが苦しんでいる。「人間というのは学ばないんだなと思いますよね。ビートルズの『イマジン』を聴かなくたって、みんな戦争になったらどうなるか分かっていながら、なぜ繰り返すんだろう。本当に悲しくなってしまう」と嘆く。

　「被害は子供たちの身に降りかかってくる」。民族対立から起こった内戦で、わずか100日間で100万人が亡くなったとされるルワンダ大虐殺の現場も訪れた。約1000人が殺害されたという教会では、白骨化した遺体が残されていた。「本当にひどい現場でした。親を殺された子供たちがかわいそう。子供たちの立場になって考えると絶対に許せない」と憤る。「子供は、親が殺されたのは『自分が悪い子だったから』と考えている」という。「戦いそのものが許せない。絶対に戦ってはならないし、殺し合ったりしてはならない」。

　今も世界各地で苦しむ子供たちには、「大人があなたたちを助けてあげられなくてごめんなさい。みんながそんな境遇に陥るのを阻止できなかったことを、まず謝りたい」とつぶやいた。