「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」井上あずみがデビュー４０周年　２６日にジブリ満載コンサート

「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」井上あずみがデビュー４０周年　２６日にジブリ満載コンサート
2023年8月20日 6時0分スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20230819-OHT1T51309.html?page=1
「歌える限り、歌手として頑張っていきたい」と気持ちを新たにした井上あずみ（カメラ・今成　良輔）

　宮崎駿監督（８２）のアニメ映画「天空の城ラピュタ」（１９８６年）の「君をのせて」、「となりのトトロ」（８８年）の「さんぽ」などで知られる歌手の井上あずみ（５８）がデビュー４０周年を迎えた。７月にジブリの名曲を収録したアルバムを発売し、今月２６日には東京・なかのＺＥＲＯ大ホールで４０周年コンサートを開催する。歌手生活を振り返り、ジブリ作品の魅力も語った。（有野　博幸）

　１９８３年にアイドル歌手としてデビュー以来、伸びやかな歌声で全国に笑顔を届けてきた井上が、デビュー４０年を迎えた。「あっという間ですね。歌が大好きという気持ちだけでやってきました」。結婚、出産も経験し、最近では娘のゆーゆ（１８）とも一緒にステージに立っている。

　ジブリとの出会いのきっかけは「天空の城ラピュタ」の「君をのせて」のオーディションだった。「宮崎駿さん、高畑勲さんにデモテープを送って選んでいただきました。この出会いがなかったら、これほど歌手を続けることはできなかった」

　極めて異例のスケジュールだった。「『君をのせて』は当初、メロディーだけにする予定で、急きょ歌手を探したそうです。映画が８月公開なのに、オーディションが６月、レコーディングが７月という今では考えられないスケジュール」。ジブリファンなら誰もが知っている名曲だが、「全然売れませんでした…。それもそうですよね。直前にレコーディングして、宣伝もできませんでしたから」。

　続く「となりのトトロ」では「さんぽ」「となりのトトロ」「おかあさん」「まいご」など、主題歌やイメージソングを担当。「今回は映画の内容をしっかり考えてから歌いたい」と要望。事前に宮崎監督から説明を受け、「登場人物の気持ちを考えながら歌うようにしました。ジブリの曲を聴くと、絵が浮かんできますよね。さらに、その当時の出来事も思い出す。そういう楽曲に出会えて本当に幸せです」

　宮崎監督との交流も３７年。日本アニメ界の巨匠は職人肌の印象だが、「お会いする時は、ほとんど仕事のことは話しません。娘を連れて行くと、学校でどんなものがはやっているのか熱心に聞いてくださったり、海外旅行で行った世界遺産の絶景の話題で盛り上がります」

　ジブリの楽曲を歌っても、ブレイクするのは難しかった。「歌手だけで生活できず、喫茶店や広告代理店でアルバイトをしていました」。悩んだ末に「歌う場所を自分で作るしかない。コンサートをしよう」と思い立った。９２年から親子を対象にしたファミリーコンサートを開催。「子どもは３０分以上、集中力が続かないので、トークを工夫したり試行錯誤しました」。地道に日本全国を巡り、多い時には海外を含めて年間１００公演を行った。

（※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。）