庵野秀明・山崎貴が抱く危機感と日本発エンタメ・文化の未来
https://forbesjapan.com/articles/detail/87349
——日本発コンテンツの海外売り上げはここ10 年で約3倍、2023年には5.8兆円に達し、半導体や鉄鋼産業の輸出額を超えています。また、Netflixをはじめとする配信事業の普及により、コンテンツの「届け方」や「つくり方」にどのような変化を感じていますか?
庵野秀明(以下、庵野):現場はそんなに変わらないですね。意識的には。環境は変わったかもしれませんが。僕自身は海外を意識して作品をつくったことはないです。ドメスティックなものしかつくれない。映画会社もすぐに「海外が」と言ってくるんですが、僕自身は目指していません。まずは日本国内で受けるもの、そこで面白がられるものに基本的には終始して、運よく海外の人が面白がってくれればありがたいな、というスタンスです。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(21年公開)では自身が原作で、製作をはじめ、配給・宣伝も自社でやりましたが、事実上の自主制作にすることで、周りから何も言われない、もうかってももうからなくても自分で責任を取れる、というのがよくてやりました。これもつくるときは海外のことは考えていません。山崎くんのほうが、ずっと考えているんじゃないかな。
山崎貴(以下、山崎):『ゴジラ-1.0』(23年公開)の製作時は、海外は1ミリも意識していなかったです。完成しかけてきたころに東宝の方が「海外でも展開します」と。でも吹き替えではなく字幕でやるというので、はじめは「やる気がないな」と思いました。でも、コロナ禍で北米でも日本やアジアのアニメ、ドラマを観ていた方がたくさんいて、むしろ字幕のほうがクールだ、と。僕たちが何かしたというよりは、時代が変わり、受け入れられる土壌ができていた、という印象です。(米国で)実写邦画の歴代興行成績を塗り替えたのは、驚きのほうが大きかったですね。
海外の人に向けて出す作品の最大の武器は、海外のことをまったく考えない、ドメスティックを突き詰めることだと思います。そのほうが作品は力を持てる。世界標準に合わせていくなら、多分ハリウッドにもっと上手な人がたくさんいる。そうではなくて、変わったもの、少し変でも何か面白い、というものが海外に出る日本の作品の強みだと思います。ハリウッドが最近つまらないといわれているのも、「こうすれば当たる」という方程式ができすぎて、同じようなものばかり出てきてしまうのが最大の問題。そのなかでどれだけドメスティックなものを作れるか——それは内容が日本的、という意味ではなくて、日本人の感覚でつくったもの。それこそが我々にとっていちばん有利な条件なのではないかな。
庵野:そうなんです。少なくとも、自分に関しては思考が日本語で、英語は挨拶くらいしかできません。日本語による思考でできている作品は、やはり日本語でしか理解しづらい。映像は、視覚や音楽の要素があるので、ほかの分野と比べて言葉の壁が少ないと思うんですが、それでもセリフは日本語だし、日本語での思考による感情で動いている人たちのドラマなので、それが理解できる人たちならば、海外でも受け入れられると思いますが、こちらからは合わせられないんです。申し訳ないけど、お客さんのほうで合わせてください、という。
ゲームはまだ双方向性を考えてつくれますが、映像に関しては一方向なんですよね。観る人の文句はつくり手には返ってこない。これはもう仕方がない。だからつくる人が「これが面白いんだ」というのを信用してやるしかない。だからそこはドメスティックでいいと思います。ジブリも宮﨑(駿)さんのドメスティックでつくっていて、海外のことは1ミリも考えていないように思います。そういうのはそこから先でやればいい、と。僕もそう思います。商売を考える人が作品を商品に変換して売っていってくれればよい。
日本の作品がこれまで海外に出ていないのは、売り方が下手なところもありますよね。頑張ってはいますけど。それでも、韓国や中国作品が多く海外に出ていってくれたおかげで、東洋人の顔に対するアレルギーはだいぶ減りましたね。それは大きい。先ほど山崎くんが言った通りだと思います。
山崎:庵野さんが「お客さんが合わせてくれ」と言いましたけど、10年とは言わずに、この5、6年でチューニングが済んだ、という感じですね。それは本当にストリーミングのおかげだし、中国、韓国作品のおかげだと思います。
庵野:鉄鋼より輸出額が多い、など最初に目を引くのはお金だと思うんですが、お金よりは、低コストで日本文化を世界に発信できることに着目したのは良いと思いますし、僕は国としてはそっちを大事にした方がいいと思います。韓国、中国もやっているし、元々はハリウッドがやっていましたよね。
山崎:戦後の日本人のアメリカ人感がものすごく変わったのは明らかにあのころのドラマのおかげですよね。「パパは何でも知っている」なんかを観て、それまで鬼畜米英と言われていたのに「うわ、アメリカの人たちってこんな素敵な生活をしていて、こんなにいい人たちなんだ」と。韓国の国力も、コンテンツのおかげで大きく上がったと思うんです。日本の作品を見て、日本人を好きになってもらう、イコール日本の製品を好きになってもらう。国自体を好きになってもらうためには、投資が少なくて済む割に、強力な武器になる。政府の方々もやっと気づいてきた。
あんな思考できない感情だけで生きてる馬鹿を相手にしても仕方ないだろ?
【悲報】庵野秀明さん「日本は子供向けアニメが少なすぎる。昔のようにゴールデンタイムに子供向け番組を増やして!」 [839150984]
https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1766564671/
でも高市がまた何か一発芸みたいな行動で中韓を刺激したら、ワイは普通に失業コースだわ
そういやお前の作品は世界で全く相手にされないよな庵野w
早口キモオタ会議室だっけw
そもそも魂て?ただのビジネスやぞ?
韓国勢の音楽や映像がアメリカで受けたあとの恩恵受けてること
bilibiliが買ってくれなきゃ深夜アニメの半分は死ぬ
高市政権で
アニメの中国市場も終了w
娯楽界隈はアジア以外にウケてるのなんて一部で客のほとんどが東アジアなのにそれを自らぶっ壊した
中国営業してる奴らは嫌味の1つも言えないのが戦前っぽいね
下手に刺激してここを止められると
日本の全てのアニメは作れなくなる
庵野たちが言ってることはそういうことじゃないけど
まあ、そういうことにしておこうか
道を踏み外したジャップアニメに中韓が合わせてくれたって感じだよな
欧米は今でも普通にアメコミ風の方が好まれるんだし




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